鼻中隔湾曲症の手術

鼻中隔湾曲症の手術について

鼻中隔は左右の鼻腔を隔てる仕切りで、本来は凸凹がなく平らなものですが、成長に伴って軟骨が歪んだり、骨と軟骨がズレたりすることで曲がってしまい、一部が鼻腔に張り出しているような状態になることがあります。成人のほとんどに鼻中隔の湾曲がありますが、日常生活に支障がなければそのままで問題はありません。鼻中隔の湾曲が大きく、さまざまな症状がある場合や、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)を下げている場合には治療が必要になります。鼻詰まりなど鼻中隔湾曲症によって起こっている個々の症状を治す保存療法もありますが、鼻中隔の湾曲を根本的に治すためには手術しかありません。

手術が必要になるケース

鼻詰まりがひどい、鼻血が出やすい、口呼吸になっている、睡眠時無呼吸の合併がある、嗅覚や味覚に障害がある、脳への酸素不足により頭痛や片頭痛がある、保存療法で改善しない、副鼻腔炎を併発しているなどの場合、手術をお勧めしています。全身麻酔による1週間程度の入院となります。手術は東松山医師会病院にて行います。

鼻中隔矯正術

鼻中隔の湾曲が強く、その為鼻の通り道が狭い方に行います。鼻内内視鏡手術(ESS)と同様の方法で鼻の中を麻酔し、内視鏡で詳細に鼻の中を観察しながら手術します。 片側の鼻中隔粘膜に切開を加え鼻中隔粘膜と鼻中隔軟骨を剥離します。次に鼻中隔軟骨に切開を加え反対側の鼻中隔粘膜と鼻中隔軟骨を剥離します。両側の鼻中隔粘膜と真ん中の鼻中隔軟骨が剥離された状態で湾曲した鼻中隔軟骨を除去し鼻中隔を正中に矯正します。最初に切開を加えた創部はナイロン糸で縫合し1週間後抜糸します。術後鼻の中にガーゼを挿入しますが翌朝抜去します。術後鼻中隔に小さな穴が開くことが稀にありますが、機能上は問題有りません。また鼻が低くなるなどの外観上の変化はほとんどありません。

よくある質問

痛みはありますか?

全身麻酔なので全くの無痛で、押される感覚などはありません。強い痛みを感じることはありません。

術後の危険性はありますか?

手術による危険性及び合併症としては、出血や鼻中隔の穿孔、鼻がへこむ鞍鼻などがあります。経験豊富な専門医による手術であれば、こうした合併症が起こる頻度は非常にまれです。なお、鼻中隔穿孔は鼻の機能にほとんど影響を与えることはありません。

仕事の復帰はいつからできますか?

全身麻酔で行いますので、約1週間の入院後からは復帰可能です。詳しくはご相談ください。

術後の生活に制限はありますか?

手術当日は飲酒や入浴は控えてください。食事制限はありません。

手術費用

鼻中隔湾曲症の手術には保険診療が適用されます。費用の目安となる金額は以下の通りになっております。

3割負担
鼻中隔矯正術 約20,000円

※診察やお薬の処方代は別途かかります。

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